プリザーブドフラワーの作り方!初心者でも簡単に生花から作れます!

ふわりと生花のように柔らかい質感、バリエーション豊富なプリザーブドフラワー。
大切に育てたお花だったり、頂いた記念のお花など。好きなお花で好きなように作れたら楽しいですね。こちらの記事では初心者でも簡単に作れる、プリザーブド加工液ミスティを使ったプリザーブドの加工方法、必要な材料、仕上がったプリザーブドのアレンジなどをご紹介していきます!

目次
1.プリザーブドフラワーとは 生花を加工してつくるもの
2.必要な材料リスト 100均とはなどんやのネットショッピングでバッチリ揃います!
3. 初心者でも簡単に生花をプリザーブドフラワーに加工する方法
4. 加工に使う容器(100均でも売っているプラカップなど。フタがあればフタ付きが◎!)
5. 上手に、きれいに、作るためのコツは?
6. きっと見つかる、作りたくなる アレンジメント作品集
7. 始めてみよう、プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは 生花を加工してつくるもの



プリザーブドは「保存された」という意味です。生花の水分を特殊な液体で加工することで、その美しさを長期間保つことができます。ドライフラワーとの大きな違いは、しっとりとした花びらの手触りや、生きているかのようなふっくらとした柔らかい質感にあります。また、基本的に染色を施しますので、明るい華やかな色目をお楽しみいただけます。豊富なカラーバリエーションがあり、生花には存在しない青色のバラなども美しく人気です。

保存期間は湿度の高い日本では、約2-3年と言われています。ただ、保存状態や環境、そもそものお花の個体差によっても左右されます。

参考までとなりますが、私が実家にプレゼントしたプリザーブドは、7-8年経った今でも美しさを保っています。(クリアケースに乾燥剤と共に入れ、日光のあたらない玄関に飾ってあります)
ホコリ・湿気・直射日光・害虫被害に合わなければ、思った以上に長く楽しめる場合もあるようです。
プリザーブドフラワーとは

必要な材料リスト 100均とはなどんやのネットショッピングでバッチリ揃います!


脱色にエタノール液や着色液に精製グリセリンなどを使った加工の方法もあるようですが、こちらのページでは、はなどんやで販売中のプリザーブド加工液ミスティーを使った加工方法・必要商品をご紹介致します。ハサミ、ピンセット(または割り箸)、アルミホイル、加工容器、使い捨て手袋などは全て100均でも揃います。

必要なものリスト

  • 生花 (初挑戦ならバラ・かすみ草がおすすめです!)
  • ミスティー脱色液
  • ミスティー着色液
  • 加工に使う容器(100均でも売っているプラカップなど。フタがあればフタ付きが◎!)
  • アルミホイル(落し蓋に使います)
  • 花切ハサミ
  • ピンセット(割り箸でも代用可)

ピンセットや花切ハサミに関しては、その後もプリザーブドアレンジメントに使ったり‥というようなことを考えると(100均よりは)少し良いものをご用意頂いても良いかもしれません。どうしても価格に対する品質というものは比例してしまいますので、長く使っていて疲れにくい、細かい作業がし易いという点もよく考慮されると良いかと思います。
ハサミであれば錆びにくい、ピンセットであれば閉じた後開くのがスムーズ…などの使い勝手に違いがある場合があります。

100均にするか悩んでいる、今後もプリザーブドアレンジはするよ!という方には比較的安価ですがしっかりプロも使用している【プリ用ハサミ Aタイプ】がおすすめです。「一度使うと便利でもっと早くに購入しても良かったと思いました。」という高いレビューも頂いています!刃の根元に小さなギザがついているので、細かいワイヤーならハサミを取り替えずにギザ部分でカット可能です。
生花一覧
ドライ・プリザ用品

あると便利なもの

  • 使い捨て手袋(またはゴム手袋)
  • 新聞紙

プリザーブドフラワーを作るには、薬液や着色液を使います。手荒れ防止対策としてに手袋を使うことをお勧めします。同様に、お部屋を汚さないように、またテーブルなどを傷つけないように新聞紙などを敷いて作業することをおすすめします。

初心者でも簡単に生花をプリザーブドフラワーに加工する方法


せっかくの大切なお花を加工するのなら、絶対に大成功させたいですよね。
市販されている”エタノール液”で脱色し、着色した”グリセリン液”でお花に着色する、という方法もあるようですが、濃度や加減が難しいようです。
今回は初心者でも簡単に作ることができるプリザーブド加工液、ミスティでの作成方法をご紹介致します。

1.花を選んでカットする


新鮮なお花をご利用ください。きれいなプリザーブドにするために、しっかりと水揚げがされている状態が好ましいです。一般的なお花は、茎を水につけた状態でカットします。このとき水に触れる断面積を大きくするため、斜めにカットし、切ったら水にさして30分ほど放置します。バラやガーベラなど、水揚げにちょっとしたコツが必要なお花もあります。くわしくは、こちらをチェックしてみて下さい。
水揚げの方法はこちら

また元の色が濃いと脱色しきれない場合があります。元の色が残っていると染色の邪魔になってしまうので、薄めの色のお花がおすすめです。

2.ミスティ脱色液に浸ける


脱色液に一晩以上浸け置きます。お花が浮くときはアルミホイルで落とし蓋をしてください。
この時、お花のカタチが崩れないように丁寧に。間違っても他のお花と一つの容器にぎゅうぎゅうに入れて潰れないようにご注意ください!

3.ミスティ着色液に浸ける


脱色したお花を、お好きな色の着色液に24時間以上浸けます。この時も脱色時同様、丁寧にお花がふんわりとなるように液に浸けてください。

4.乾燥


室温でしっかり乾燥させます。湿気・直射日光を避けてください。
お急ぎの場合にはシリカゲルを用いることもおすすめです。密閉容器にシリカゲルを入れ、お花をシリカゲルに埋めて乾燥させてください。乾燥期間には個体差がありますが、1~2日程度で様子を見てください。しっかり乾燥したら出来上がりです!

上手に、きれいに、作るためのコツは?

 

生花の選び方・・・プリザーブドフラワーに向いている花を選ぶ



まずは失敗しにくいお花を選びましょう。お花選びのポイントは

  • 極端に花びらが薄くない中肉厚なお花
  • 散りにくいお花
  • 元の色が薄めのお花

バラ・カーネーション・かすみ草は比較的作りやすいお花です。
お花はあくまでも自然のものなので、どうしてもその個体により何かしらの不具合が出てしまう場合はありますが比較的満足のある仕上がりになりやすいお花といえるでしょう。
6~7分咲きの、若々しく健康でしっかりと水のあがったお花がおすすめです。
逆にプリザーブド加工に向かないお花については

  • 花びらが薄いお花
  • 花びらと芯の接続点が小さい散りやすいお花
  • 元の色が濃いお花

といったものになります。桜やデルフィニューム、お庭のサクラソウやインパチェンスなど、プリザーブドにしてみたい!とも思いますが、やってみると、加工はなかなか難しいもの。例年桜の季節には南原農園さんの作成したプリザーブドが販売されています。こちらはプロの技ですね!ぜひ販売を楽しみにお待ちいただくほうが良さそうです。

その他に加工してみたいお花としてミモザ・ユリがありますが、お花の形状からこちらも加工が難しそうです。こちらも大地農園さんの商品でプリザーブドの完成品がございます。

丁寧に扱う


基本中の基本ですが、液がもったいないな…とか、容器が足りないからちょっとキツいけど一緒に入れちゃおう!とか…様々な邪念がよぎることがあります。
脱色時・着色時にカタチが崩れないように丁寧にお花を浸けてください。

できている作品を見て参考にする


作ったプリザーブドで花束を作りたい!アレンジをして飾りたい!と夢が膨らみますね。作例には花束やリース、ガーランド、フラワーベースに入れたアレンジなど様々なタイプがあります。
はなどんやのお客様や取り扱いブランド各社の作品例を掲載したフラコもぜひ参考にしていただければ幸いです。
花束や高さのあるアレンジを作りたい場合には茎が必要ですが、茎付きでプリザーブドに加工するのは難しいようです。
お花だけ仕上げてワイヤリングで茎を作ったり、ステム(茎)に見立てたプリザーブド用商品があるのでそちらをご利用頂くと扱いやすくなります。
ローズステム
蓮・カーネーションステム

実際にキットなどを使ってアレンジしてみる

どんなお花がアレンジに向いているのか、アレンジをし易いのか、自分はどんなお花をプリザーブドに加工したいのか。キット等を使って事前にプリザーブドフラワーアレンジメントを体験してみるのもおすすめです。
プリザーブドフラワーキット

きっと見つかる、作りたくなる アレンジメント作品集


自分で加工したお花だけで作品を仕上げられればもちろん大満足ですが、最初は既製品のプリザーブドアジサイやドライフラワー、ソラフラワーなどをベースに、自分で加工したローズを数輪加えるという発想の方が手軽にスタートできそうです。一つ自作のプリザーブドが加わるだけで、満足度やオリジナル感がぐっと上がりますね。
また、作品のデザインも様々です。作品例などを見てインスピレーションを刺激し、デザインの参考して頂くのもおすすめです。

リース・壁掛け(スワッグ)


【花材】

  • プリザーブドアジサイ パールホワイト 1箱
  • プリザーブドアジサイ ミストグリーン 1箱
  • プリザーブドアジサイ パウダーブルー 1箱

アジサイの配色はお好きに変えても楽しめますよ。
【資材】

  • ヒゲ土籐中空ドーナッツリースM 1個 直径25cm×太さ4.5cm

作り方はこちら

フレーム


記念の写真撮一緒にお花を飾れるフォトフレームタイプのアレンジメントはとても人気です。
【花材】

  • プリザーブドローズ 2~3色
  • プリザーブドワイヤープランツ
  • プリザーブドカスミ草
  • プリザーブドアジサイ

【資材】

  • フレームベース
  • パール

作り方はこちら

ブーケ


上手に仕上がったら特別なシーンでのご利用にも夢が膨らみます!思い入れのあるお庭のバラをプリザーブドフラワーにしてみては。自分のブライダルを自分で作ったプリザーブドで装飾するのも素敵です!
プリザーブド等のおすすめブライダル装飾

コサージュ・髪飾り(ヘアアクセ)


プリザーブドで素敵なコサージュや髪飾りを作ることも出来ます。
はなどんやインスタグラムフォトコンテストにも多数の作品のご応募がありました!
入賞作品はこちら

始めてみようプリザーブドフラワー



作り方や作品など、プリザーブドフラワーについてご紹介しました。難しいかも、と思った方もいるかもしれません。プリザーブド加工液ミスティを使えばほとんど失敗なく作れます。うまくできれば、もっともっと素敵な作品を作りたくなるかも。
はなどんやアソシエは、あなたのプリザーブドフラワーづくりを応援します。



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