ドライフラワーを使ったガラスフレームの作り方

こんにちは!皆様に植物を取り入れた生活の素晴らしさを知っていただきたいと思い、草花を楽しむためのアイデアやニュースを発信している植物生活編集部です。花を飾る方法には、水を入れた花器に生花を挿しておく方法がありますが、どんなにきちんと水をかえても命のある花はいつか枯れ落ちてしまいますよね。しかし花や葉ものを乾燥させて作る「ドライフラワー」は、生花と違って朽ちてしまうことがなく、もっと長く植物の色や風合いを楽しむことができます。しかも、ドライフラワーは水に差す必要がないため、ブーケやリースにして壁につるしたり、お気に入りのボックスに入れたりして自由なかたちで飾ることができるのです!

お祝いや大切な人から贈り物でもらった花束が少しずつ色あせていき、最後に枯れてしまうととても寂しいですよね。でも、ドライフラワーにすれば大丈夫!花の美しい姿をずっと見られるうえに、好きなように飾り方を変えて手元に置いておくことができるのです。

ドライフラワーの活用法はアイデア次第でどんどん広がっていきます!例えば、発色の良いドライフラワーをたくさん作って、ガラスフレームで飾れば最高のインテリアアクセントとして活躍します。しかし、本格的なドライフラワーのオブジェにするためには、絶妙な色合い、そして素材の組み合わせが勝負です。

そのために発色の良いドライフラワーを作らなければなりませんが、今回は、そういった発色の良いドライフラワーを効果的に作る方法と、ドライフラワーの組み合わせ方、ガラスフレームを使った可愛い飾り方などを東京・池ノ上のお花屋さん「marmelo」小野寺さんに伺いました。

まずはドライフラワーの作り方

ドライフラワーは一定の環境下で、一定時間をかければ、吊るしておけば作れますが、発色の良いものを、短時間でということになると今回の方法がオススメ。使用する材料は、気密性の高いプラスチックケース、ドライフラワー用乾燥剤シリカゲル、ハサミ、ピンセット、スプーンです。どこでも手軽に入手できるものばかり!

生花からドライフラワーにする花はこちら。左からバラ(2種類)、クラスペディア、マーガレット

今回は茎や葉はデザインに使わないので、それぞれ花首でカットします。

ドライフラワー用乾燥剤シリカゲルを少し深めに敷いたプラスチックケースに各花材を並べていきます(埋めていく感じで)。

それぞれの花の上から、まんべんなく乾燥剤をかけます。スプーンを使い花弁の間など隙間に入れていきましょう。このときにしっかりと乾燥材が入っていないときれいにドライできない部分ができてしまうので、花弁が細かい花ほど丁寧に入れることが大切!

花弁の隙間に乾燥剤がはいりきったら、さらに上から全ての花が隠れるくらい、乾燥剤をかけ、完全に埋めていきます。しっかりと乾燥させるために、多めに乾燥材を使いましょう。

全体をなじませてプラスチックケースの蓋を閉め、一週間くらい寝かせて置きます。埋めた花はシリカゲルの上からプレスしないでください。途中でちゃんとドライできているのか心配になるかもしれませんが、花たちを信じてじっくりと待ちましょう!

1週間後、マーガレットはこんな具合になります。ふんわりとした形をキープしながら雰囲気も色合いも素敵に仕上がります。

小野寺さん:「自分で作ったドライフラワーでもお店で置いているものに負けないくらい美しくできますよ!贈り物でいただいた大切な花も綺麗な姿を楽しんだあと、色あせてしまう前にドライフラワーにすればもっと長く飾ることができますので、ぜひ楽しんで!」 

ドライフラワーのガラスフレームアレンジ

さまざまなドライフラワーができあがったら、次は飾っていく楽しみになります。スワッグにして吊るすもよし、花瓶に入れて飾るもよし。今回は、ガラスフレームを使って、インテリアオブジェを作っていきたいと思います。

自分で作ったドライフラワー以外に準備するものは、ガラスフレーム、市販のアフリカンプランツミックスです。アフリカンプランツのミックスは、種類ごとに植物を買うよりもリーズナブルなうえに、バランスのよい組み合わせで作られています。

ガラスフレームの下から順に花材を入れていきます。

人気のアフリカンプランツミックスと、ドライフラワーの色合いを考えながら構成していきましょう。

マットな色合い、ワイルドフラワーの存在感、バラなど作った花の色あざやかさなどがセンス良く混在していくことが重要。四隅や上下が偏らないように花を入れると、全体的にバランスがよくなります。

ガラスフレームには蓋がないので、裏側にアフリカンプランツの枝などを効果的に挟んで花留めにします。対角線のようにして、花と花の間に枝を交差するように入れると、ほどよい隙間をキープしながら中身のズレを防げます。

隙間にふわふわな質感で紫が良い色合いのドライのスモークツリーを挟み込んで埋めていきます。鮮やかな花の周りに入れると、保護色の代わりになって柔らかい雰囲気に。

裏側はこのようになり、花材も落ちることはありません。どの方向から見ても、とても綺麗!

前から見るとこんな感じになり完成です。花材を入れていく時に、バランス良く配置していきましょう。

中に入れるドライフラワーはとても簡単にできるので、どんどん作ってバリエーションを増やすと、楽しみも広がりそう。季節やシーンによって中身を変えながら、いろんなドライフラワーで試してみたくなりますね。

今回使用した商品

ドライフラワー用乾燥剤 1kg シリカゲル/73-10085-0

【ドライ】大地農園/アフリカンプランツミックス 5本 N/ウォッシュホワイト/40300-030

パレ/ガラスフレーム /GP-6263L

>>はなどんやで取り扱っているドライフラワーはこちら

この記事を書いた人

植物生活
「植物生活」とはフラワーアレンジメント、グリーン・ガーデン、花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。花や緑をもっと身近に感じるためのしっかりとした情報をお届けします。
https://shokubutsuseikatsu.jp/

この作品を作った人

marmelo 小野寺千絵
2014年9月、10年の花屋勤務を経て、京王井の頭線「池ノ上」駅に自店を開業。「暮らしに花を」をコンセプトに、生活に身近なお花屋さんをめざしています。
https://www.marmelo-flower.com/



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