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レジン四角柱ペンダント

ハーバリウムのようなペンダンドの作り方 ~クリアファイルと小さなお花を使用して~

みなさんは「ハーバリウム」はもう手作りされましたか?
飾るインテリアとしてのハーバリウムだけでなく、ネックレスなどのアクセサリーやキーホルダーなど身に着けられたら絶対に可愛いし綺麗ですよね。

最近はガラスドーム型のハーバリウムのアクセサリーやキーホルダーを作る人が人気のようですが・・

今回の”こんなに可愛いお花なのに捨ててしまうのはもったいない!”は、UVレジンの四角柱ペンダントの作り方です!
アレンジで残った小さいお花やパーツありますよね。かわいいのに使えないのはもったいないし、無駄にならないようにしたいです。

UVレジンには、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花など水分を含まないお花だけしか封入できません。ハーバリウムと同じなんですね。
同じなら同じようなものが作れるかな??? そんな好奇心からペンダントを作ってみました。
型はクリアファイルで作ります。クリアファイルは固まったUVレジンが簡単に剥がれるので、いろいろ応用できますよ!

作り方

UVレジンとは、紫外線を当てると固まる透明な樹脂です。
レジン液は「パジコ社・星の雫」を使い、「UV-LEDライト」で硬化して作品を作りました。

(1)クリアファイルでペンダントの型を作ります

まず、紙に四角柱の展開図を描きます。横8mm×縦35mm×奥行き8mmの四角柱にしたいので、8mm×35mmの長方形を4つ並べて描きます。
(私はパソコンで描きました。その時の気分で長さや幅を変えれるような図面を作ってプリントアウトしています。)

クリアファイルに展開図を写します。クリアファイルはザラザラ面とツルツル面があるので、ザラザラ面に型を書いて、ツルツル面がレジン側(内側)になるようにしましょう。
写す時は油性のペンで頂点に点だけを書くとズレにくいですよ。

カッターで写した図面の輪郭を切り取ります。
角になる辺は折りやすいようにカッターで浅く筋を入れておきます。

切り取ったら折り部分を折り、セロハンテープで隙間ができないように貼り合わせます。

上下に出っ張ったセロハンテープを型に沿って切り落とします。

片方の底に隙間ができないようにセロハンテープを貼ります。

はみ出たセロハンテープを型に沿って貼ります。型を歪めないように気をつけてくださいね。
これで、型の完成です。
※わかりやすいように、セロハンテープの色を変えています。紫外線を通すように透明なセロハンテープを使ってくださいね。

 

(2)作業台に型を貼り付けます

余っているクリアファイルに、閉じたほうを下にして、セロハンテープで固定します。
斜めにならないように気をつけてくださいね。
※わかりやすいようにセロハンテープの色を変えています。

 

(3)レジン液を少し入れて固めて、底を作ります

レジン液を少量入れます。(※わかりやすいように、レジン液に色を付けています。)
液は、上部から角に沿って流れ落ちるように入れます。そうすると気泡が入りにくくなります。

UVライトを当ててレジン液を固めます。

 

(4)花材を入れて、レジン液を半分ぐらいまで入れて固めます

花材を入れます。そのあと、レジン液を半分くらいまで、角を沿わせて流し入れます。
花材がレジン液より上に飛び出していても構いません。(そのほうがレジンの境目が目立たなくなって綺麗です。)
UVライトを当てて、固めます。

 

(5)9分目まで、花材とレジン液を入れて、固めます

9分目まで花材とレジン液を入れて固めます。
※ライトの照射が3回目なので、作品がかなり熱くなっています。即座にやけどするほどではありませんが、あまり触らないようにしましょう。

 

(6)型の上部までレジン液を入れてヒートン(金具)をつけます

ヒートンが目立たないように、レジン液に銀ラメいれます。レジン液とラメを調色パレットに入れてよく混ぜ合わせます。

調色スティックや爪楊枝などの先の細いもので、少しずつ入れていきます。そのほうが気泡が入りにくいです。
レジン液は上部より少し凹むぐらいまで入れます。

ヒートンを真ん中に挿し、UVライトを照射します。ほんの数秒でヒートンが固定されますので、ピンセットを離すことができます。

 

(7)クリアファイルを剥がします

作品がしっかり冷えたら、クリアファイルのセロハンテープを剥がして、レジンからクリアファイルをはずします。
もし、作品の表面がベタついていたらレジン液が固まっていないので、UVライトを照射してしっかり固めてください。
※レジン液を素手で触ってしまったら(レジン液が直接皮膚についたら)、アルコールを含んだウェットティッシュですぐにしっかり拭いてくださいね。アレルギーの原因になります。

 

(8)バリ(はみ出して固まった部分)を取り除きます

作品を取り出すと、クリアファイルのつなぎ目だった所にはみ出して固まった尖った部分があります。バリと言います。
このバリをニッパーで切ったり、爪やすりで削り取ります。

 

(9)ペンダントトップの出来上がりです

四角柱のハーバリウムのようなパーツができました。
今回はネックレスにしましたが、ストラップなどの別の金具でも取り付けられる、可愛いパーツです。
ぜひ、作ってみてくださいね~。

 

使用した材料

花材
■アレンジの後に余った花材いろいろ
【ドライ】J・flow/染めカスミ草 虹 (花のみ) 【RE-13A】【01】

レジン液・UVライト
パジコ/UV-LEDレジン星の雫ハード25g/PDC403236【01】
パジコ/UV-LEDスマートライトミニ/PDC403238【01】


■クリアファイル

アクセサリー金具
NBK/ヒートン Sサイズ シルバー 10mm 20個/NS204-S【01】 など

 

終わりに

クリアファイルはレジンの仕上がりが鏡面仕上げになるので、レジンがガラスのような仕上がりになり、とてもきれいです。
ですが、レジンを固める際の熱とレジンの収縮で、どうしても軽い歪みができます。完璧を求めるならば、やはりシリコンモールドが良いと思います。
自由な形・サイズを1点もので作ってみたいならクリアファイル、たくさん同じ形を作りたいならシリコンモールドと、型は使い分けると良いですね。
クリアファイルは型紙次第でいろいろな形にできますので、自由なアイディアで、素敵な形を作ってみてくださいね。

この記事を書いた人

花ごよみ 山高紀子
佐賀市で、プリザーブドフラワーを中心につまみ細工やレジンなどをあわせて、お花モチーフの作品を制作・販売しています。和風のデザインが得意です♪
また、アトリエではプリザーブドフラワーのプチアレンジ教室も開催しています。
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