アーティフィシャルフラワーデザイナーに聞きました!造花にまつわるQ&A

造られたお花に命を吹き込み、生花のように、時にはそれ以上に美しく素材をアレンジしていくプロの造花デザイナーさんにお話しを伺いました!特に《よく使うお気に入りアイテム》は造花選びの参考におすすめ。プロお気に入りの造花や資材、その他造花にまつわる知識を皆様と共有したいと思います!

Qはなどんや
Q担当
はなどんやスタッフが質問しました!
Aデザイナー
A担当
プロアーティフィシャルデザイナーさん(小柄でかわいらしい、若い女性のデザイナーさんでした。お花のお仕事に関しては生花からスタートし、アーティフィシャルデザイナーさんとしては約8年の経験をお持ちとのことでした。)
Qはなどんや
生花アレンジを作るときとの違いは何ですか?
Aデザイナー
アレンジを作る前に必ずアーティフィシャルフラワー一本一本を全て手に取り、枝やステムに自然な動きをつけてあげたり、花や葉の形を整えてあげます。作り物なのでこうして命を吹き込んであげると出来上がったアレンジが生き生きと仕上がります。(→このとき実際1本のポインセチアの造花を手に取っていただきました。素早く茎や葉に順に触れていくだけのように見えるのに、茎を握る手の優しさを感じ、みるみる手のぬくもりがお花に伝わるように、茎が柔らかく、葉や花が生き生きとし、まさに命をふきこむ作業でした!)
Qはなどんや
アーティフィシャルならではのアレンジというものはありますか?
Aデザイナー
アーティフィシャルには生花やドライ、プリザーブドでは作りずらかったり作れないアレンジメントがあります。特徴的なものに素材そのものを曲げたり・形を作ったり・貼りつけたりするようなアレンジがあります。また、水が要らないのでリースや花冠、クラッチブーケなどはアーティフィシャルの得意とするところです。今の季節にないお花でも思う存分使えるというところも大きな魅力の一つです。本物だとすぐに散ってしまったり、茎が固くたおやかなラインをとるのは難しい桜のブーケも、アーティフィシャルならでは実現することが出来ます。
Qはなどんや
ディスプレイの他に贈答用等どのようなシーンで使われることが多いですか?
Aデザイナー
大きいアレンジでは法人関係や新築・移転・開業などのお祝いに使われることが多いです。小さ目のアレンジですと母の日・敬老の日・お供えやちょっとしたお礼等に使われています。作り置きができるのもアーティフィシャルフラワーのメリットですね。病院やレストランなどの衛生面や香りが気になる場面でも便利です。
Qはなどんや
生花の”お手入れ”にあたる”リペア作業”が必要な場合がありますが、どのようなリペアをよく行いますか?また、その作業に必要な資材はどのようなものでしょうか。
Aデザイナー
商品は箱に入って国内に持ち込まれるので、どうしても箱の形がついてしまっている場合もありますし、リペアはよく行います。花びらや葉の折れやシワをなおす作業や、花落ち・葉落ちなどの接着をします。折れやシワなおしにはスチームやアイロン、ドライヤーで熱をあてます。スチームは水分なのでにじみに注意します。素材によっては合わない場合があるので、素材を確認しながら行います。花落ちや葉落ちなどはグルーやアドヒーシブで接着をします。
Qはなどんや
アーティフィシャルフラワーの魅力はどのようなところだと思いますか?
Aデザイナー
作り手の使い方次第でいくらでも広がるアレンジデザインの幅広さや自然界にない色味や質感、季節を問わず好きなお花を楽しめたり、長く変わらない美しさが大きな魅力かと思います。アーティフィシャルフラワーに限らずですが、それぞれのシーンで人の気持ちを花に託せること、お祝い、お別れ、お礼、ウェディングなどそういった場面のお手伝いができることはお花に関わる喜びです。

今回お話しを伺ったデザイナーさんの実際のお仕事愛用品を見せて頂きました!

造花デザイナーさんの普段お仕事に使われている愛用品を見せて頂きました。これらの道具が随所で活躍して、造花に命が吹き込まれていくのですね!※画像クリックで同じ商品をご発注可能です。

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